前向きに
里帰り分娩を希望していたため、母子手帳交付と同時期に分娩先を探すよう言われていた。
新型コロナウイルスの影響もあるので、早めに動いた方がいいと言われたため、7週頃に予約を取っていた。
その病院へ流産したため予約をキャンセルしたいと電話を入れる。
「あー、そうだったんですね。キャンセルしておきます。お大事になさってください。」
電話口で淡々と言われた。
スケジュールアプリから、分娩予定日、里帰り先の初診日、産休の3項目を消す。
ああ、やっぱり流産してしまったんだと悲しくなる。
そんな中で、一つずつ流産後の手続きをこなしている自分もいて、私ってなんだか現実主義で冷たい人だなと思ってしまう。
そろそろ割り切って考えられるようになるのかな。
通勤バッグに付けていたマタニティマークも外し、しばらくぼーっと見つめる。
マタニティマークつけてたけど、席譲ってもらったことなかったな。
どうにもしんどくて優先席に座ったときに、免罪符のようにバッグの上に置く程度の使い方しかできなかった。
これからは妊婦さんには率先して席を譲ろうと思う。
同じ女性といえど、妊婦の身体的なしんどさ、辛さはやっぱり体験してみないとわかり得ないことだった。
母子手帳ケースもあれこれ迷ってたけど、急いで買わなくてよかったな。
マタニティマーク、母子手帳、健診ノート、今までのエコー写真を全てを一まとめにしてポーチにしまう。
5w1d
妊反(+)、GS not clear
7w0d
GS 12.4mm、CRL 2.0mm、FHB(+)
GA 4w3d
7w5d
GS 12.8mm、CRL 5.9mm、FHB(+)、FHR 123
GA 4w4d
7w6d
GS 測定せず、CRL 6.4mm、FHB(+)、出血(+)
9w0d
自然流産
改めて見返すと、在胎日数に対してやっぱり小さかったんだなーと思った。
生理は不順なく来ていたのに、推定週数と3wも差がついてしまっていた。
やはり染色体異常だったのかも、と考えるようにするが、赤ちゃんのせいにしていいのか、と何となくモヤモヤする。
仕事も休み、14時頃までぼーっと過ごす。
久しぶりに体重計に乗ると、4キロ近く落ちていた。
つわりも貧血も相変わらず続いていた。